Sunday, May 23, 2010

Introduction 前略

前略

皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。私はカテリナ・ランフランコと申します。ニューヨーク市出身のアーティストで、日米友好基金および日本政府によって招待され、伝統芸術を学ぶ文化活動を行うために来日いたしました。日本でアーティスト留学生として6ヶ月滞在する間、生け花と型紙、さらには伝統的な日本の茶道を勉強します。

Artist Statement カテリナ・ランフランコ‐アーティストの理念

カテリナ・ランフランコ‐アーティストの理念

私は、私が生きている世界について考え、それを理解するひとつの方法としてアートを創作します。「見えないものを見えるようにするにはどうしたら良いか?」、「想像が現実に変わるのはどの時点か?」、「自然というコンセプトを構築するために、文化施設がどのような助けとなるのか?」という問を繰り返しています。自然や毎日の生活の中で出会うイメージや物を集めたり、整理したり、分断したりすることが、私自身の視覚要素の単語と組み合わされ、私の芸術実践の基礎活動を形作っています。私が探求しているコンセプトには主に3つの傾向があり、それらは、文化における自然のメタファー、自然のフレーミングと展示の文化的形式、自然のコンセプトがいかにアイデンティティの構築を伝えるか、です。作品を通して、植物のイラスト、布地の花模様、珍品陳列棚、科学のフィールドノート、また、自然史形式のジオラマやパノラマといった自然を象徴する文化的方法に言及しているのです。

風景画、自然史、自然災害、花火、遺伝子工学、生物学的構造などを題材にすることで、自然と文化との関係について対話したいと考えています。進歩思想や知識システムといったメタ物語、そして、それらがどのような機能を持って文化的イデオロギーを強化し、意味を作り上げていくのかに興味を持っています。

現代美術における私の知識と直感的な創作法方を、伝統的な日本美術と工芸の技と真意を学ぶことによって得られる洞察に結合させてみたいと思っています。2010年、6ヶ月間の日本滞在中の研究は、伝統的な生け花と型紙に焦点を当てます。それらの芸術形式における技、古来からの慣習、精神的な深さに、大変な感動を覚えるからです。

Artist Resume カテリナ・ランフランコ

カテリナ・ランフランコ(Katerina Lanfranco)

studio@katerinalanfranco.com

学歴
2006年 スタジオアートにて美術学修士号(絵画専攻)を取得。修了展:ハイイログマの創造
(The Creation of Ursus Horribillis)、ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ、ニューヨーク市
2004年 交換留学:ベルリン芸術大学、ドイツ
学士号 芸術と視覚理論・博物館学を二重専攻し、ふたつの優等学位を取得。

展示歴
個展
o 星の海の下、ナンシー・ホフマン・ギャラリー(Below a Sea of Stars. Nancy Hoffman Gallery)、ニューヨーク市  2009  
o ハイイログマ、ナンシー・ホフマン・ギャラリー(Ursus Horribilis. Nancy Hoffman Gallery)、ニューヨーク市  2006  
o ハイイログマの創造、ハンターカレッジ美術学修士課程修了展、タイムズ・スクエア・ギャラリー(The Creation of Ursus Horribilis. Hunter MFA Thesis Show. Times Square Gallery)、ニューヨーク市  2006  
o 噛み付く鳥と蜂、バスキン・シニア・ギャラリー(Biting Birds and Bees. Baskin Senior Gallery)、カリフォルニア州サンタクルーズ   2001  

グループ展(抜粋)
o 現実(人)、リングリング大学セルビー・ギャラリー(Real(ist). Selby Gallery Ringling University)、フロリダ州サラソタ   2010 
o グリーンランドのアフリカ人、EFAギャラリー(An African In Greenland. EFA Gallery)、ニューヨーク市  2009  
o 公開展、ナンシー・ホフマン・ギャラリー(On View. Nancy Hoffman Gallery)、ニューヨーク市  2009  
o AIRのtART展、A.I.R.ギャラリー(tTART at AIR. A.I.R. Gallery)、 ニューヨーク州ダンボ(DUMBO)地区  2009  
o 第4回文化回廊、ストアーフロント・アーティスト・プロジェクト(Cultural Corridor IV. Storefront Artist Project)、マサチューセッツ州ピッツフィールド  2009  
o 自然、ファーネマン・プロジェクト(Nature, Fahnemann Projects)、ドイツ、ベルリン  2009
o 防グリズリー、トリニティースクエア・ビデオ・ギャラリー(Grizzly Proof, Trinity Square Video Gallery)、カナダ、オンタリオ州トロント  2008
o 初回グループ展、ナンシー・ホフマン・ギャラリー(Inaugural Group Show, Nancy Hoffman Gallery)、ニューヨーク市   2008
o サロン夏季展、ラビット・ホール・ギャラリー(Summer Salon, Rabbit Hole Gallery)、ニューヨーク州ダンボ(DUMBO)地区  2008
o ジェネレーション6、コードピンク協賛展、A.I.R.ギャラリー(Generation 6, Exhibition in Collaboration with CODEPINK. A.I.R. Gallery)、ニューヨーク市  2008
o 内なる子供:「思い出の庭」の善と悪、ハンタードン美術館(Inner Child: Good and Evil in the Garden of Memories. Hunterdon Museum)、ニュージャージー州クリントン 2007~2008
o ニューヨーク・ニューヨーク・ニューヨーク、フラックス・ファクトリー(NY, NY, NY. Flux Factory)、ニューヨーク州ロングアイランドシティ  2007~2008
o グループ夏季展、ファーネマン・プロジェクト(Summer Group Show Fahnemann Projects)、ドイツ、ベルリン   2007
o フラックス・ファクトリー協賛ロングアイランドシティ展(L.I.C. (with Flux Factory))、 ニューヨーク州ソクラテス・スカルプチャー・パーク  2007
o 防グリズリー、フラックス・ファクトリー(Grizzly Proof. Flux Factory)、ニューヨーク州ロングアイランドシティ   2007
o イメージと言葉、ナンシー・ホフマン・ギャラリー(Images and Words. Nancy Hoffman Gallery)、ニューヨーク市  2007
o コレクター展示販売、アーカンソー・アーツ・センター(Collectors Show & Sale. Arkansas Arts Center)、アーカンソー州リトルロック   2006
o サロン美術展、147バワリー・ギャラリー(Salon Art Show. 147 Bowery Gallery)、ニューヨーク市  2005
o ファーネマン25年展、ファーネマン画廊(25 Years Fahnemann. Galerie Fahnemann))、ドイツ、ベルリン   2005
o フラッシュアート・フェア(Flash Art Fair)、イタリア、ミラノ  2004
o 紙とグラフィック作品、ファーネマン画廊(Arbeiten auf Papier/Grafiken. Galerie Fahnemann)、ドイツ、ベルリン   2004


プレス
o カテリナ・ランフランコ個展評(Katerina Lanfranco, solo exhibition review)、「ARTnews」2009年3月号 P112~113
o 2009年ニューヨーク画廊展示会、ロバート・エイヤース評(New York Gallery Shows to Start 2009)、「ARTinfo」2009年1月14日号
o ハイイログマ個展評(Ursus Horribilis, solo exhibition reviewed)、「ARTnews」2006年12月号 P156
o 自然と文化の交差(Nature and Culture Intersect)、「The Villager」2001年10月11日号P36
o 再観察(Re-Seen)、 ハイヤ・スワンフイザー評、カリフォルニア州サンタクルーズ「Metro」 2001年5月9日号  P35
o 噛み付く鳥と蜂(Biting Birds and Bees)、ハイヤ・スワンフイザー評、カリフォルニア州サンタクルーズ「Metro」 2001年1月31日号  P29
o 噛み付く鳥と蜂(Biting Birds and Bees)、ブルース・ウィリー評、「Good Times」  2001年2月1日号 P23
o 間違った場所と不安な物たち(Dis-placements and Anxious Objects)、ブルース・ウィリー評、「Good Times」 2月22日号 P25


芸術コミュニティー活動(抜粋)
o 2008年  キュレーター  サロン夏季展、ラビット・ホール・ギャラリー(Summer Salon, Rabbit Hole Gallery)、ニューヨーク州ダンボ(DUMBO)地区
o 2008年  tART(女性アーティスト共同体)コーディネーター
o 2007年  大学美術協会(CAA)会議パネリスト‐構築された現実:インスタレーション芸術としてのジオラマ、発表論文:芸術・科学・宗教における自然神話、ニューヨーク市
o 2004~2005年  ハンターギャラリー委員会美術学修士課程学生代表、ニューヨーク市
o 2004~2005年  ハンターカレッジ美術学修士課程学生会会長、ニューヨーク市


奨学金および受賞歴
o 2009~2010年  全米芸術基金および日米友好基金の日米芸術家交換プログラム受賞者
o 2009年  ポロック・クラスナー・フェロー、バードクリフ・アーティスト・レジデンシー受賞、ニューヨーク州ウッドストック
o 2009年  フラックス・ファクトリー協力EFAスタジオアーティスト・イン・レジデンス 、ニューヨーク市
o 2006年  トニー・スミス賞受賞(美術学修士課程を修了する学生にとって最高位の賞)、ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ
o 2004年  ハンターカレッジ交換奨学生  ドイツ、ベルリン芸術大学留学
o 2004年  ウィリアム・グラフト・メモリアル基金旅行助成金受賞
o 2002年  アーツブリッジ・エクセレンス賞受賞
o 2001年  カリフォルニア州立大学および専攻学科の優等学位取得 カリフォルニア州サンタクルーズ
o 2001年 カリフォルニア州立大学 卒業論文学長賞受賞、カリフォルニア州サンタクルーズ

コレクション
o ジュディス・ロスチャイルド近代美術館‐現代素描コレクション、ニューヨーク市
o コーニングガラス美術館、ニューヨーク州コーニング
o 版画美術館‐版画と素描の美術館、ドイツ、ベルリン
o カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校特別コレクション図書館
o クリーブランド・クリニック・アート・プログラム、オハイオ州クリーブランド

会員
o 2005年~  大学美術協会会員
o 2004年~  女性アーティストグループtARTメンバー

Sunday, May 2, 2010

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